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バーベルトレーニングの必読書「スターティングストレングス」~スクワット編~

スクワットについて

こんにちは、インゴリです。

今回は本のレビューをしてみたいと思います。
紹介する本はこちら

Mark Rippetoe 著 スターティングストレングス

スターティングストレングス

スターティングストレングス

  • 作者:Mark Rippetoe
  • 発売日: 2019/04/05
  • メディア: 大型本
 
Starting Strength (English Edition)

Starting Strength (English Edition)

 

 

バーベルトレーニングの必読書ともいえる本です。
今までは洋書しかなかったのですが、つい最近(といっても2019年春頃?)翻訳版が出版されました。

英語版で英語の勉強をしながら買うのも良い選択肢かもしれませんが、理解度を重視して日本語版を購入しました。新品で6500円程度、メルカリ等にて中古で3000円程度からあります。

読もうと思ったきっかけは、現在ジムがどこも営業自粛中なので、今のうちに正しい知識を叩き込みなおそうと思ったのが一番の理由です。
他にも、人にBIG3についてのアドバイスを聞かれてもなんとなくの回答はできるのですが、自信をもって「こう」という風なアドバイスができないことにモヤモヤを感じていたことも理由です。


本書の内容は主に5つの項目から構成されていて、

  • スクワット
  • プレス系
  • デッドリフト
  • ベンチプレス
  • パワークリーン

となっています。

 

以下のような人におすすめかと思います。

  • 綺麗なフォーム」がどういうものか何となくわかるが、じゃあどうすればそうできるのかわからない
  • レーニングしてるはずなのに重量が伸び悩んでる
  • バーベルトレーニングを終えた後に身体に痛みが出る

正しいフォームを「理解する」ことに重点を置いている本なのかなという感じです。
よくある筋トレ本に載ってるような、フォームの「形」のみを紹介しただけの本に留まっていません。
ですので、バーベルトレーニング初心者よりかは、どちらかというとある程度重量を挙げられて何となくトレーニングの仕方を把握できてきた中級者向けかなという感じです。

ところで、フォームについて勘違いしている人が結構いるんじゃないかなと私は思っています。
良いフォームと外見が同じならOKなわけじゃないと思うんですよね。
外見が同じなら一見良さそうに思いますが、なぜそのフォームが良いとされているのかであったり、筋肉や関節をどのように使ってその形になるのかを学ばないと意味がないと思っています。

今までこうした解説本をじっくり読んだことがないので、読み進めるのに予想以上に時間がかかっています。
とりあえず、スクワットの項目だけ昨晩読み終わりましたので、感じたことをメモしていこうかなと思っています。

 

 

本書では、スクワットをロウバースクワットが最も優れたスクワットであるとしています。
何故ロウバーが優れているのかを科学的な視点で解説してありました。
他にもフォームについて一般的に言われる「バーベルの軌道は一直線」や「フルスクワットが優れている」といった項目に対して、物理学や解剖学を用いて解説しています

読んだ感想としてはやはり、「フォームの重要さ」を実感しました。
フォームを正す事は対象の筋肉に正確に刺激を入れる事につながります。
また、正しいフォームで行うことでより高重量を扱えるようになります(モーメントの話)。
正しいフォームと高重量が組み合わさることでさらに効率的に筋肉に刺激を入れる事ができるようになります。
私自身、フォームについては「なんとなく」重要だと感じていましたが、この解説を読んだ後は「必ず改善しなければならないもの」という認識に変わりました。
他にも、高重量のスクワットを行った後に背中に痛みを感じる事が多かったのですが、この解説を読んで何故そこに痛みが生じるのかということが判明しました。
私の場合、具体的には、バーベルの担ぎ方及び動作中の腰椎の伸展に問題があるということが判明しました。

 

最も大事なことは、フォームが悪いと大きく使用重量に影響を与えるということです。
高重量になればなるほどその影響は大きくなります。
特にパワーリフターのような高重量を扱う人にとっては非常に重要なことだと思います。

 

とりあえず、こんな感じでしょうか。
フォーム、思ったよりもはるかに重要です。

では、また。

インゴリでした。