バーベルトレーニングの必読書「スターティングストレングス」~プレス編~
こんばんは。
インゴリです。
今回も本のレビューをしていきたいと思います。
タイトルにもある通り、前回と引き続きこの本です。
Mark Rippetoe 著 スターティングストレングス
(前回記事のスクワット回はこちら)
さて、今回はプレス編です。
お、ベンチプレスか?と思った方はもう少しお待ちください。
ここでのプレスはミリタリープレスを指します。
ベンチプレスはまた別の回で詳細に解説されています。
さて、さっそく内容についてですが、
この章ではプレスが最も有効な上半身トレーニング種目であるとしています(ベンチプレスよりも!)。
というのも、ベンチプレスでは背面が固定されたベンチである一方で、プレスでは足・脚・股関節・体幹・手首・胸・肩などの全身を用いてバーベルを持ち上げます。
一般的な上半身を使うスポーツにおいて、地面から始まる運動の中で上半身の筋力を伝えることが必要になってきます。実際にスポーツに役立つ筋トレを行いたいという方であれば、ベンチプレスよりもプレスのほうが良いかもしれません。
私自身、今まではトレーニングにベンチプレス、スクワット、デッドリフトをメインに力を入れてきました。しっかりとメニューを組んでバーベルプレスを行ったことはほとんど無いに等しいです。フォームについてもウェブ等でさらっと確認しただけで、頭に入ってはいませんでした。
前回のスクワット回(URL)同様に、プレスを行う理由・フォームについての解説・よくあるフォームの間違いが書かれています。この流れがあると、読んでいて非常にすっと頭に入ってきます。
ベンチプレスばっかり行っているアスリートでは肩の全部ばかりが鍛えられてしまい、肩後部が弱くなり、筋力バランスのズレから障害を起こしやすくなると記述がありました。
大学生の頃にひたすらベンチプレスをしていた時期がありました。そんなときにふとプールにいって泳いでみると、クロールのリカバリー動作を繰り返すうちに、肩後部が痛くなってくることがありました。ベンチプレスのやりすぎで肩の前後の筋力差が影響してたのかもしれません。プレスを行うことでローテーターカフを鍛える事もできるとあったのでとりあえず日々の筋トレにメニューを加えてみようと思います。
正しいフォーム・バーベルの持ち方についてはモーメントアームの話を用いた解説が行われており、どうしてこのフォームがダメなのか、またなぜこのフォームが理想なのかが理解できるようになっています。また、写真も多めで視覚的にもわかりやすいです。
プレスの章についてはスクワットの章と比べると非常に短くなっていました。
あっという間に読み終えることができたので、さくっとブログも更新しにきたわけであります。
ということで今回はこれくらいにします。
プレスも強くなってよりゴリラになろう。
それでは。